薬害を覚悟する本 5)私は薬に殺される
「これは読んだか?」呼吸器の医師が貸してくれた一冊。
スタチンの横紋筋融解症は知れた副作用だ。しかし、その副作用の初期症状から診断がついて、治療にあたるまでの日々を死と対峙しながら著者と読み過ごすことは壮絶な体験だった。
- 作者: 福田実
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2003/11/29
- メディア: 単行本
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わたしはこの著者のメッセージから、新たな薬害の定義を考えはじめた。そして、その定義が明確なら行動が変わることを信じている。
In classical thought, a definition was taken to be a statement of the essence of a thing.
定義とは古くは「物事の本質」だが、それが行動の指針になるかもしれない。