運動と食事、どちらに気をつかうか?

JAMA, December 5, 2007; 298: 2507 - 2516.
Cardiorespiratory Fitness and Adiposity as Mortality Predictors in Older Adults

(結論)体力も、食事も影響する。しかし、BMI、ウエストまわり、体脂肪率が悪くても体力があれば死亡率は50%に減少する。さらに、ウエストまわりが大きいと、死亡率を増加させるが、運動ができれば死亡率は変わらない。つまり、太っていても、体力があれば、死亡率は悪くならないのだ。

(注意)対象患者は、米国の中から上流階級のほぼ白人。体力があるとは、トレッドミル(ランニングマシーン)で、18分ゆっくり走れること。

(まとめ)運動しましょう。
         fat(食事)○  fat(食事)×
──────────────────────────
fit(運動)○  (いちばんよい)(2番目によい)
fit(運動)×  (3番目によい) (いちばんダメ)

───────────────────────────────────

運動が、死亡率の低下に影響していることがざっとわかる

さらに運動は、肥満の状態であることよりも死亡率低下に影響している