WHOがん疼痛5原則のアテンション
Expert Nurse (エキスパートナース) 2008年 08月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 照林社
- 発売日: 2008/07/19
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る
そうそう、WHOの痛みのコントロールにこんな5原則があった。
1.by mouth 経口投与を基本とする
2.by the clock 時間を決めて服用する
3.by the ladder 痛みの強さに応じて段階的に投与する
4.by the individual 個人の特性にあわせて
5.with attention to detail 細かい配慮をする
1982年に初版がでて、1986年に改訂されたこのガイドラインは、小児版もでているようだ。
Cancer Pain Relief and Palliative Care in Children
- 作者: World Health Organization
- 出版社/メーカー: World Health Organization
- 発売日: 1998/01/30
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
5原則をゆっくりと黒板に書きながら、
さいごの "with attention to detail"で、はっと思った。
姜尚中(カンサンジュン)先生のアテンション。
- 作者: 姜尚中
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/05/16
- メディア: 新書
- 購入: 15人 クリック: 159回
- この商品を含むブログ (313件) を見る
社会の中での人間同士のつながりは,深い友情関係や恋人関係,家族関係などとは違った面があります。もちろん,社会の中でのつながりも「相互承認」の関係には違いないのですが,この場合は,私は「アテンション(ねぎらいのまなざしを向けること)」というような表現がいちばん近いのではないかと思います。
私は「なぜ働かねばならないのか」という答えは、「他者からのアテンション」そして「他者へのアテンション」だと言いたいと思います。
with attention to detail
ねぎらいのまなざしを向けながら、関わること。
15回の薬理の授業で、WHOが登場するのはこれっきり。"Cancer pain relief is a ubiquitous but neglected public health problem.(がんの痛みはどこにでもあるが、これは無視された社会的な健康問題)1988年のWHOからのメッセージだ。(Cancer Surv. 1988;7(1):195-208.)
「アテンションプリーズ」、国際線の季節が待ち遠しい。