星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則


 NHKプロフェッショナルで数多い出演者のなかでも、印象的だった経営者・星野佳路さん(2006年1月10日放送)。経営不振な旅館やホテルを次々に建て直す。建物、人員、そして不況という環境条件で、顧客ニーズを満たす秘訣は、「サービスを創り出す」という発想を学べる。


 「現場をもっともわかっているのは、これまで働いてきた社員達」。だから、方針論議は、やりたい人を呼び集め、4時間、8時間かけて、徹底的にビジョン作りからはじめるようだ。

1) 私が注目するのは、書棚に一冊ずつだけおいてあるような本だ。こうした本は流行の波を乗り越えて、体系化された理論として生き残り、定石として一般的に認知されたことを示している

 いまや書店は、オンライン発注や電子書籍に販路を奪われているようだが、新書の発売は10年前の10倍になった今、はやり本ではなく、本当にいい本だけを集めた書店があればいいのにと思う。

2) コンサルタントを兼ねて学問と実践の間を行き来し、膨大な調査によって理論を実証している人

 米国の著名な教授を例にあげられているが、確かにそういう方のメッセージは、使えて有用。いままで読んだことのなかった分野の古典がたくさん紹介されている。楽しみ。

3) 内容の一部を実行するだけでは教科書を実践していることにはならない

 このメッセージがいちばん強力。レバレッジなら1冊1メッセージで、1つの行動だけでも変化あればよしであったが、全部を実行しよう!、は考えてもみなかった。
 だからこそ、1)、2)で良書をセレクト(もしくは、読んでだめなら、サヨナラ選別)、3)で徹底的に実行してみる。


これから)
・「やるべきことが見えてくる研究者の仕事術」で紹介されていた「20分で語るストーリーのトレーニング」で、週末の予算方針を展開する(案)を作る。
・京都の三月書房に行く予定をつくる