手作りからしか生まれない

 YOSHIOKA TOKUJIN、デザイナー。45歳。
 http://www.tokujin.com/

 木漏れ日のなか、感じる心地よさ。かすかな風の流れ、光のあたたかさ、水のちから。いったい何が心地よくさせてくれるのか。

 研究、課題解決は、「フレーム」の用意で、たいていのことは解決できる。しかし、そこから生まれる結果は、どれも似たもののプロダクトになる。たしかに「フレーム」は、一定の成果がでるので、質の保証には大切だ。

 しかし、それだけでは冒険心が足りない。

 デザイナーの吉岡さんは、「パソコンからは同じものしか生まれないでしょ」と150万本のストローの束で雪の結晶を表現したり、紙をやぶった感触のタイルを考えたり、つねに「偶然」の産物をデザインに投下している。それは、心地よさという自然の場からでてきた、何か、をプロダクトでつないでいるのだ。


気づき)
 ・行き止まりのフレームからの解放された作品
 ・デザイン+薬剤師
 ・見えない結果をみるために