ジャストサイズの感情と会計

 「お金がなくても、幸せ」とは私の父が、親戚の結婚祝いの席で語った一言でした。もちろんその話は、家族の絆や生きていくことの楽しさ、たいていのことは何とかなる、とつづくのですが、お金のことについては、知識ゼロでも困るし、必要以上にお金にとらわれることはないと思います。



 病院薬剤師に必要なfinancialリテラシーってあるのでしょうか?



 病院の管理会議や、理事会(今日も!)では、必ず経営指標の報告があり、公認会計士さんからのコメントがあります。私は一度も、経営本体について質問をしたことがないので、2010年は公認会計士に質問をしたい、と思っています。書店には山ほどの会計本がありますが、簿記三級を目指すのは動機違いな気がしますし、何か心が動く会計本はないか?、と思っていたところ、、、



『会計HACKS!』(小山龍介・ 山田真哉著)

会計HACKS!

会計HACKS!



*冒頭部分は、フリーで読めます。
 www.bloomconcept.co.jp/pdf/kaikei_hacks.pdf



 この本のすごさは、お金がプラスになる姿勢になるということです。

「レコーディング家計簿ハック」
・家計簿は、気が向いたときに月1回、数ヶ月に1回でもいい
・札束単位で計算する(端数は、面倒だし、全体を俯瞰できない)
・財布のなかの現金、預金、投資資金、負債、そして総資産を計算する

 実際にできる方法が提示され、自分の資産がわかると生活が変わります。日常生活におけるお金のバイアスは、その流動性で毎日毎月ちょっとづつ動いていたり、銀行などに預けていて見えないために、実際よりも多く見積もったり少なく見積もったりすることだと思います。だから、感情で誤った判断を続けてしまう。

 感情と勘定というふうに言っているのですが、ほとんどの人は普通、感情だけで生きているんですよね。だから損するものを買ってしまったり、大事なものを捨ててしまう

 一度シャッターを切るように、静態論で「いまどう!?」がわかれば、正確な安心、正確な不安がでてきて、行動がかわると思います。


気づき)
 ・ジャストサイズの安心、不安からはじめる
 ・レコーディング家計簿は、楽しい!と思えるので、それだけでも効果あり(継続と改善が見込めるので)
 ・これだけでは、病院経営までは見えませんね。何を学べばいい?


これから)薬剤師委員会、法人理事会、ランニング3km、今年はどのマラソン大会に参加するか?