目次機能でわかりやすく伝える

 話をする前に、これから何を話すのか?目次を紹介しておくと相手に伝わりやすいことが多いです。私は、これを「目次機能」と呼んでいたのですが、同じようなことを元NHKアナウンサーの池上彰さんが「リード」という言葉で説明をされています。

まず「話の地図」を相手に示そう
話にはリードをつける


 図や絵で話の流れを描きながら、話を聞く、話をする習慣があると、とても便利です。途中でこの「話の地図」が変になったときに、いっしょに図示しながら確認をとると相手とのコミュニケーションがスムーズになります。
 相手が話がわからない、という顔をしたときには、こちらから話の地図を手書きしながら整合性を合わせます。医療安全で調剤ミスなどの報告を受けるときなどは、報告する側が混乱していることが多いので、話を聞きながら、途中で図を書くことが多いです。
 話をする側なら、「今日は、これこれを話しますね」と確認をとっておくと、相手にとっては安心でき、いい質問をいただけるようになります。


 リードをつけるときに重要なことは、

リードに5W1Hの必要はない

 ここが苦手な人が多いようです。いつも全部のエピソードを話そうとしてしまう。題名だけ話をして、相手の反応を見ながら、細部にいく方が、スムーズです。


 そして、リードは最重要なことを。というのも・・・

時間が足りなくなっても大丈夫なように

 
 そうなのです。リードを意識すると、仕事も速くなります。重要なことだけをざっと眺められるようになる。相手の話の重要な部分をおさえているから、話の脱線を防げる。



気づき)
 ・目次機能=話の地図+リード

これから)
 日本薬科大学の先生と面談、月末業務


わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)