病院薬剤師のためのライフハック58)制約を見分ける
インテルの共同創業者ゴードン・ムーアが「集積回路におけるトランジスタの集積密度は、18〜24か月ごとに2倍になる」と予測したとおり、小学生のころには考えられないマシンが、手のひらに乗るようになりました。
一人に頼らず相互に助け合いながら、全体で成果をだすシステムは、人の組織そのものを見ているようです。たとえば、インターネットにアクセスしたときに、必ず恩恵を受けているのは、Google社からではないでしょうか?。
世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること
ちなみに、これがGoogle社の使命です。世界地図、世界写真、世界書籍、世界絵画、世界音楽、世界動画、世界会話・・・もしも世界政府という組織があったら、Googleがその片腕を担うのでしょうか(ちょっと怖い)。宗教、政治に関わらず、世界中の人々が使える環境で、私たちができるベストエフォートは、何でしょう?
Getting organized in the google era: How to get stuff out of your head, find it when you need it, and get it done right.「Google時代にどう組織化するか?」だと思います。
- 作者: ダグラス・C.メリル,ジェイムズ・A.マーティン,Douglas C. Merrill,James A. Martin,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/12
- メディア: 単行本
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なぜなら、このままコンピューターが進化したら、専門知識でさえ、必ず力になるとは限らないからです。実際、もう知識を身に付ける必要さえないのかも知れません。Googleの使い方など学ばなくても、不完全な私たち人間がキーメッセージをいれたら、それを察して最適解を算出して、Googleから返事がくるではありませんか。
ただし、知識を利用するスキルは必要なことは確かです。いかに知識、技術を使うか?
Pink fraud の"Another brick in the World" にならないためにも、「子どもにもどる時間」が私たちには必要かも知れませんね。「コンピューターは役に立たない。答えを出すことしかできないからだ」とは、ピカソのメッセージですから。
世界のスピードに追い付く手段は目の前にあっても、時代遅れの古い行動モデルを充分疑っていない私たちは、そのスピードに追い付けずにいる。
気づき)
・私たちの勤務時間がなぜ9時ー17時か?、夏休みは本当に必要か?、すべては疑うことから。
・現実的な制約と思い込みの制約を見分ける
・高速車に、乗って渋滞にはまる現代人にならないために
これから)ポスターの最終校正、星薬科大学の早期実習最終日、薬剤師初期教育1年目2名のポートフォリオ発表、専門薬剤師取得の法人規定(案)作成、寝坊したのでランニングは中止、明日はportfolioの勉強会で朝から@横浜!