チェンジをするための8ステップ


 「組織を変える方法は8つあって、1つは危機感を高めることです」医療安全管理者短期講習で種田先生のレクチャーでした。残りは、紹介いただけなかったので、お伺いすると最終日にきちんとスライドで紹介をいただき、論文もいただきました。


8 Steps for Leading Change
変化をうながす8つの方法(ジョン・コッター教授、ハーバード大学
http://www.kotterinternational.com/kotterprinciples/ChangeSteps.aspx

Step1:緊急課題であるという危機意識・認識の徹底 Acting With Urgency
Step2:強力な推進チームの結成 Developing the Guiding Coalition
Step3:ビジョンの策定 Developing a Change Vision
Step4:ビジョンの伝達 Communicating the Vision Buy-in
Step5:社員のビジョン実現へのサポート Empowering Broad-based Action
Step6:短期的成果を上げるための計画策定・実行 Generating Short-term Wins
Step7:改善成果の定着とさらなる変革の実現 Don't Let Up
Step8:新しいアプローチを根づかせる Make Change Stick


 とくに私たち病院薬剤師が個人ではじめられる有効な手段は何でしょうか?
 私は6番目の「短期的成果を生み出す」だと思います。Time-Orientedで制限をすることは、さまざまな場面でみなさんも経験があると思います。年を越してしまう前にやりきる、学会発表で期限を区切って成果を出す、退職間際にあれこれやり切る職員もいることと思います。


Change is the only constant. – Heraclitus, Greek philosopher


これから)私は一瞬で眠りこけるという特技を持っています。一番ひどい経験は、職員集会で司会をしながら眠ってしまったことで院長に叱責されました。講義を聞いている時も、会議中も寝てしまいます。睡眠時間が足りないわけではありません。ある日、友人たちとわが家でパーティをしているなか、私はリビングの床に数秒で眠りこけました。「おまえ、何やってんだよ!」とこれもおこられたのですが、「もう私がコントロールすることなく、この場はOKだと安心したら、寝た」ととっさに答えました。検証してみると、会議やプロジェクトで何かしらうまくいっていないときには緊張のテンションも高く安心をしていないことに気がつきました。一方うまくいっているときには、もう大丈夫という安堵から寝てしまう、傾向にあるようです。

企業変革力

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