問いそのものの経験を「Prezi」で

Keeps ideas flowing
Chris Anderson, TED

 ふと、ある一瞬が「ズームイン」されて、感覚として味わうことがありませんか?それは、感動のゆらぎであったり、事実のカケラだったり、空想のできごとだったり。それぞれに関連がないように見えても、自分では気づいていない物語がそこにあるかも知れません。

 私たちは、人とのコミュニケーションのなかで、「伝えること」の重要性を知っています。そして、「伝えること」は、答えそのものよりも、なぜそれは重要なのか?(Why dose it matter ?)の共有を求めています。言いかえれば、「問いそのものの経験」です。

 私は、毎年新人の薬剤師や、薬学生、看護学生に薬害の話をしています。どんなにプレゼンテーションに工夫をしても、実際に被害にあった原告やご家族のメッセージのもつ「問いそのものの経験」には適いません。

 さて、プレゼンテーションといえば、Powerpointや、Keynoteです。キーメッセージを決めて、作り込むスライドショー。しかし、聴衆が本当に共感できるのは、メッセージを放つ人の時間軸と気持ちの大きさが内包された「問いそのものの経験」です。断片のスライドによる直線的な進行(progress in a linear fashion)ではなく、連続的な強弱とそこから生まれるリズムが求められているのだと思います。


 そこで、Preziはどうでしょう?




Prezi : The Zooming Presentation Editor
http://prezi.com/

Prezi 日本語マニュアルもあります。
http://dev.screw-axis.com/doc/prezi/


気づき)Preziのズーミングに見慣れないと、物珍しいー!、で終わってしまうかも知れません。テキストは、この本がオススメ。細切れではないゲシュタルトから、アフォーダンスを。プレゼンテーションとは何か?考えるいい機会です。

PREZIで始めるズーミングプレゼンテーション

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