キュレーションモデルで再デザインされた医薬品集


無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観にもとづいて情報を拾い集め、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること
(「キュレーションの時代」より)


 白文社の「ポケット医薬品集」が、廃刊となってしばらく。「外来で困るから、作れない?」とベテランの外科医が私に声をかけました。「これ作ってくれません?」とお向かいの保険薬局さんでも、同じことをいわれました。


 私は過去に苦い経験があります。自分がやりたいと思っていたことで、背中も押されたのに、やらなかったことです。学会のポスター発表で「論文で投稿して」と都病薬の編集長に声をかけていただいたのに論文投稿しなかったこと、iPhoneが発売されたときにすぐにアプリ作成をしなかったこと、…。


 さて、今回の「ポケット医薬品集」を作る、はどうなのでしょう。真剣に考えた方がいい、と、これまでの経験レビューから、身体が反応していることは確かです。そして、これまで執筆した2冊の共著を振り返ると1つの大切な要素に気がつきました。



 それは、作り出す人=クリエイター、見いだす人=キュレーターという役割です。



出版までの主要なポイントは、以下の3点です。

コンテンツ 本の内容
キュレーション (   )
バイス 本(電子書籍、アプリ、無料配布でもOK)


 
「ポケット医薬品だけで解決させるな!」というEBMからの学びもあります。一方で、ポケット医薬品は、多くの医師、薬剤師に使用されているという事実もあります。そこに「新たな意味を与え、多くの人と共有すること」。キュレーションモデルで、どんな医薬品集が求められているのか?、考えてみる必要があるかもしれません。



気づき)
 ・たとえば2ヶ月以内に作ると決めて、まずは安価な電子出版を目指す。
 ・まずは1人仕事で。仲間の手上げがあったら、応相談。
 ・そのあと出版社からオファーがあったら、要検討。