「変わっていいんですよ」と、「カタい」人に言ってあげる


(Free Online Pictureより)

But then she's never looked at me that way before.
(Beauty and the Best)

 どうも最近、「カタい」人たちが多い。

 若い人、ベテランにかかわらず、「カタさ」を感じるときが、ありませんか?


 失敗を極端に恐れる新人、無理な材料でも正論に持っていってしまう頭のいい人、賛否を決めたらぜったいにゆずらない人…。社会のたいていのことは、0と1ではなく、混ざり合ったり、中途半端だったり、変化する。意見を変えることは、格好の悪いことではない。人は、変わるし、変わっていいのです。



1.人は変わっていい
 昔と変わっていい。堂々と、変わっていい。もう少し具体的にいうと、変わる部分は、意見や興味、気持ち(インタレスト、interest)の部分です。状況や時間の経過で、インタレストは、変わっていい。変わることがむしろ自然です。



2.イシューは、変わらない
 何について考えているのか?。目的の部分はきちんとつかんでおく必要があります。解決に意味がある課題(イシュー、issue)は、変化しないからです。ぶれないイシューがあれば、その周りで、意見や立場は、気持ちよく変化することができます。



3.「変わっていいんですよ」と、いってあげる
 イシューが焦点化されたら、「変わっていいんですよ」と相手(場合によっては自分に)態度で表明してあげる。どうぞ、という姿勢です。


 人が人との関わりのなかで、変わっていくことは、本当にすばらしいものです。傾聴して、共感をしながら、人は自分で解決方法を見いだしていける。ヘルスカウンセリング学会や、医療メディエーター協会のセオリーは、実際に自分の経験をくぐり抜けるなかで、気がつかされることがたくさんあります。


気づき)
 ・人は変わっていい、というチャンスを作ってあげる
 ・イシューの焦点化がしっかりしていれば、ブレない
 ・ふだんの関わりでもいかせそうな、コンフリクトの解決手法

美女と野獣―Beauty and the beast 【講談社英語文庫】

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