自分と他者のためにゴールを作成する 薬学生実務実習(30)


(ゴールは輝いて、導いてくれるから・・・)




 病棟で受け持った患者さんについて、薬学生症例カンファレンスがすべて終わりました。



 3症例とプロジェクト学習としてのゴールは、以下です。

<症例> <学生が作ったゴール>
95歳男性の水疱性類天疱瘡 薬学生に類天疱瘡の症例報告の作り方について提案します
60歳肺腺がんにgefitinib 薬学実習生5年生が初めてイレッサを学ぶときの3つのポイントを提案します
透析アミロイドーシスによる慢性疼痛 薬学5年生が透析アミロイドーシスの症例を見るためのポイントを提案します

 患者さんを軸にして、薬物療法の意義や医薬品の使い方、患者さんとの会話、情報収集と評価・・・。薬学生は、これまで大学で学んできたこととと、実際の病院での治療との違いを身体で受け止めているはずです。



・自分は、何に気がついたのか。何がわかったのか。
・他者(=次の薬学生や実習同期の仲間)に、どうやって伝えるのか。





 さて、目標設定のポイントについて、テキストを引用しておきます。

目標設定のポイント
 □具体的で焦点が絞れていること
 □ターゲットがはっきりしていること
 □誰が読んでも同じシーンが浮かぶ表現であること
 □現実に可能で実際にできること
(「プロジェクト学習の基本と手法―課題解決力と論理的思考力が身につく」鈴木 敏恵、P.85)

 ゴールの設定は、非常に大切なので、もう一度学生と話をしてみようと思います。



気づき)
 ・患者さんとコアカリキュラムが連動しはじめる
 ・最後の成果物のイメージを私も持っておく
 ・きっとできる

 ポートフォリオとプロジェクト学習&薬学生
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