「話しにくいテーマ」こそ、スタッフと話せたら・・・

「晩年」は、私の最初の小説集なのです。もう、これが、私の唯一の遺著になるだろうと思いましたから、題も、「晩年」として置いたのです。
(「もの思う葦」太宰治

 「どうしてここで、働きつつけているんですか?」
 「次は何をしようとしているのですか?」


 話しにくいタイトルで、スタッフと会話することは大歓迎。最初は互いにぎこちないのですが、それでも「話しにくいテーマ」は、話すだけの価値があると思っています。



 と、いうのも、
 「話しにくいテーマ」には、定式的な答えのない相手へのメッセージだから。



 ルーチンのワークで手一杯なのは、百も承知。新しい知識を仕入れながら、走りつづける世界だから。だから、「何のために?」「どうやって?」というテーマについてゆるやかに話す時間は、とても貴重。



 この時間が、管理者とスタッフの間で、全くないと・・・・






 「辞めたいんですけど・・・」と突然の残念がやってくる
 (と、私は思っている)






 社会人としてのあるべき姿とか、マナーはもちろん、病院や組織の理念。パッケージ化されたコードなら、社訓を壁にかけておけば、職員教育は完了でしょう。で、となりの上司は、どう思っているのか。その時間が大切。




 スタッフが、自分の迷いについて思考しはじめるために、
 わたしも、自分を語らないといけないと思っています。




気づき)
 ・ブログの題材、書くことチェンジ中
 ・ほんの少しの生まれ変わりから、大きな変化
 ・書くときは違う自分

もの思う葦 (新潮文庫)

もの思う葦 (新潮文庫)