日本語に訳しにくい英単語が僕を救ってくれたこと(熱いままの英単語がくれるもの2)

でも僕が言いたいのはですね、なんていうか、
いったん話を始めてみるまでは、自分にとって何がいちばん興味があるかなんて、
わからないことが多いんだってことなんです。
(「キャッチャー・イン・ザ・ライ」J.D.サリンジャー, 村上春樹訳)


 「日本語に訳しにくい英単語に救われることありますよね?」というテーマで話しをしていたら、なにそれ?、と最初は不可解だったようですが、だいぶ納得いただけたようなので、メモ。




 このエントリーが、とても好評だったので、第二弾です。
「熱いままの英単語がくれるもの」
 http://d.hatena.ne.jp/MotoNesu/20110330/1301487018



metanoia
 メタノイア。ギリシア語みたい。メタは変身(メタモルファーゼ)で、超える、変える、移す と言う意味の前置詞だそうす。 ノイアは、ヌースという心の働きを表す言葉で、筋道、道理ということ。つまり、「視座をどこに据えているかということ」。一度、使ってみたい言葉ですなっ。

resilience
 レジリアンス、レジリエンス、カタカナ読みはどっちかな?。心のしなやかさ、復元力、心の弾性です。複雑で困難なことが多く打ちのめされることもありますが、心の復元力で、ぐーーっともどってこれれば、いいな、といつも思う。

civility
 シビリティ。礼儀正しさ、丁重、慇懃。単なるマナー的な礼儀ではないです。Respect=尊敬、 Responsibility=責任、Restraint= 節度の3つのRで、「シリビリティプロジェクト」というのあるくらい。2000年にUNESCOのシンポジウムに参加したときには、「エシカル(ethical)=倫理的」がキーワードでしたが、シリビリティも21世紀の個人と企業にとってのキーワードなのでしょうね。

気づき)
 ・まだまだ、日本語では抽象的な概念の英単語あるのだろうな。
 ・いい感じの英単語があったら、教えて下さいね
 ・概念や哲学なら、やはりフランス語も必要?、いやいや・・・


キャッチャー・イン・ザ・ライ

キャッチャー・イン・ザ・ライ