新しい人との出会いが予定されている初日に

うとうととして目がさめると女はいつのまにか、隣のじいさんと話を始めている。
このじいさんはたしかに前の前の駅から乗ったいなか者である。
(「三四郎夏目漱石


 新しい人との出会いが予定されている初日は、いつでもちょうどよい緊張感に包まれます。病院の見学にいらっしゃる方々、大学の先生、研修生、薬剤師会の先生・・・そして、薬学生。それぞれの学生が「自分」を受け止めながら、未来に向かっていってほしいという気持ちで、私は今回も学生を受け入れていこうと思います。



 学生のプロファイルは、事前にいただいています。
 しかし、学生本人と会ってみてわかる感触がすべてなので、
 そのときをひたすら待って。



 予定というフレームはあるものの、
 相手から話しを聞く、という素直な姿勢、
 いわば「無知の姿勢」を維持できれば。



 11週間、どうぞ、よろしくお願いします。



気づき)
 ・という、未知への楽しみな気持ちで
 ・それは、私自身も変わるという可能性
 ・カリキュラムがどこまで個別性に対応できるか?

 

三四郎 (岩波文庫)

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