「土曜日の患者会に参加できる人いますか?」生きたい時間をつくるための予定

 セットの終ったころ、田島は、そっとまた美容室にはいって来て、一すんくらいの厚さの紙幣のたばを、美容師の白い上衣のポケットに滑りこませ、ほとんど祈るような気持で、
「グッド・バイ。」
(「グッド・バイ」太宰 治)


 「土曜日の患者会に参加できる人いますか?」と、朝のミーティングで声かけがされました。「どう?」と私にも声をかけていただいたのですが、あいにく先約が入っていました。



 予定は、人生の脚本。2ヶ月先くらいまでは、だいたいの私の予定は決まっています。いまは「何かを作り出す」時間に集中したいので、はやめに予定を立てる必要があるからです。

 時間割を決めるには1つの基準があって、それは私がどう人生をすごしたいか?、という大きなビジョンを意識しています。



 「よき心と誠実さをもって、作り出すことから、人々に幸せをシェアできるハードファンな人生を送りたい」



 ぜんぜん、スッキリしていませんし、意味がわかりませんね。きっと魂の置きどころを知っている先達たちは、自身を一言で語れるのかも。でも、私は、まだこのレベル。いいのです。人生ビジョンは、だんだんと磨こう、書き上げることは大変だと体感することに意味があるだろう、と思っています。



 生きたい時間をつくるために、予定を組む。



気づき)
 ・他人に人生を預けない
 ・その時間は、本当に大切な時間?
 ・やらないことを決める


グッド・バイ (新潮文庫)

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