2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「事前に知らない限り困難な」災害時のロジスティクス

テニスで瞬時に体の動きをプログラムしてナイスショットを打つことは、 「事前に知っていないかぎり」困難 (『上達の技術』児玉光雄) 災害時における兵站(logistics)のマネジメントって、いったい何なのか?。 そもそも、何を知っていれば、そのテーマにつ…

危機管理における「システムプレイヤー」の役割

「縁」を作り出すのは事前準備 (『「持ってる人」が持っている共通点』小笹芳央) 震災支援の関連のセミナーや学習交流会が、しばらくつづきそうですね。「クライシスマネジメント」を調べていたら、FIP Council in Brazil in August 2006 の報告を見つけま…

プロジェクトを後戻りさせない『キャッチアップ』

私たちコンサルタントは、まったくのゼロスタートから、その業務や領域について最低限の知識を仕入れ、専門家とまではいかないまでも一通りの話ができるような状態に自分をもっていくことを『キャッチアップ』と呼んでいます。 『プロの学び力』清水久三子 …

見えざる世界を知らないなら、そもそも進めないから

高い教育を受けた父にとっては「安定した仕事につくこと」がすべてだった。 一方、金持ち父さんにとっては「学ぶこと」がすべてだった。 『ロバート キヨサキ:金持ち父さん貧乏父さん』ロバート キヨサキ 「金持ちの子は、大金を前にしてもビビらないから、…

循環器疾患があってもなくても、COPDに効いてしまうβ遮断薬の不思議

父は私によく「人より早く出なさい」と、言っていました。 遅い時間に仕入れに行ったら、良いうなぎが手に入らなくなるからです。 (『生涯うなぎ職人』金本兼次郎) 循環器疾患のないCOPDの患者さんに、β遮断薬が死亡率を改善した報告があったのは、昨年の…

「何をもって?」生きる Driving Question

物語は、文脈を捉え、感情を捉える。 論理は一般化し、物語は特殊化する。 『ダイアローグ 対話する組織』中原淳, 長岡健 若くしてリタイアメントした友人と再会をしました。社会的な成功について、その方法や儲け話はもちろん、秘訣はありませんでした。60…

人生は曖昧で煮え切らないまま結末を迎えるから

強くなる もっと強くなれば 忘れずにいられる つらくても きっとあとになれば やるせなく思える (『ひとつの恋が終わるとき』松任谷由実) 高校時代くらいから、日曜日のFMで松任谷由実を聴きつづけています。 なぜか?、聴いています。 1.歩き出す不安定…

PDFリーディング ー GoodReaderという読み物

1日の無風地帯をうまく乗り越えるのに役立つのは、鼻歌を歌うなどのマイクロフロー microflow 活動である。しかし、ある活動がどれだけ楽しいかは究極的にはその複雑さにかかっている。 (『フロー体験 喜びの現象学』、M.チクセントミハイ) GoodReader+iP…

七夕了人们把愿望写在祈愿符上,祈福愿望成真。

学びて思わざれば則ち罔(くら)し。 思いて学ばざれば則ち殆(あや)うし。 (『論語』孔子) 「みんなと、たくさん、あそべますように」。子どものような願いを、本気で七夕の夜に願った。みんなとたくさん遊ぶには、多くの仲間が必要で、たくさん遊ぶには…

抗コリン薬を服用している高齢者の80%が薬剤性の認知障害

「幽霊はいると思いますか?」という質問を何度か受けたことがある。 まず、この「いると思いますか?」という質問が変なのだ。 僕がどう思っているのか、ということは、ものの存在とは無関係なのである。 (『科学的とはどういう意味か』森博嗣) 療養型病…

場の親密性を優先させる自分もアイデンティティ

私は理性もシステムも十分には信じていません。 私が知りたいのはどうふるまうべきかです。 より厳密に言えば、神も理性も信じないでなお、どのようにふるまい得るかを知りたいのです。 (アルベール・カミュ) 歴史も哲学も知っちゃいない私にも、何となく…

精緻に選ばれた「日本語」で語るときに伝わるもの

僕は走りながら、ただ走っている。僕は原則的に空白の中を走っている。逆の言い方をすれば、空白を獲得するために走っている、ということかもしれない。 『走ることについて語るときに僕の語ること』、村上春樹 「あいつはできるっ。日本語が違うんだよ」と…

やってみてわかった「プロジェクト学習」が次にうまくいくコツ

プロブレム・トークはプロブレム(問題)を生み、 ソリューション・トークはソリューション(解決)を生むのです。 (スティーブ・ド・シェーザー) 薬剤師2名のポートフォリオ導入事例について、昨年、自分の病院で報告をしたところ、たいへん好評をいただ…

ひび割れ壺のバリューポイント(価値点)

インドのある水汲み人足は二つの壺をもっていました。 天秤棒の端にそれぞれの壺をさげ、首の後ろで天秤棒を左右にかけて、彼は水を運びます。 その壺のひとつにはひびが入っています。 もうひとつの完璧な壺が、小川からご主人様の家まで一滴の水もこぼさな…

どこでもいつでもクラウドサービスのおかげ

アマチュアリズムとは、文字通りの意味をいえば、利益とか利害に、もしくは狭量な専門的視点にしばられることなく、憂慮とか愛着によって動機づけられる活動のことである (『知識人とは何か』サイード, E.) データ保管「Dropbox」、PDFファイル「GoodReade…